自転車を走らせるた目に必要なホイールですが、
自転車の車種・種類により組み方の違うホイールがあります。
ハブ、リム、スポーク、ニップルで構成され、組み方により呼ばれ方があります。
組方の説明の前に、ホイールを構成する部品は下記になります。
各部品の簡単な詳細
最近は、完組のホイール【メーカーが組んだ完成したホイール】が多く、ホイールを組むことは少なくなっていますが、
これらの部品は、各メーカーから多くの種類販売されており、組み合わせに、スポークのテンションを調整し自分の好きなホイールを作成する事ができます。
ホイール組の続きですが、まず、ホイール組には大きく、
1,タンジェント組
2,ラジアル組
と分けられます。
タンジェント組
ほとんどの自転車に使用されているホイールの組方です。
タンジェント組とは、スポークがあやどり【クロス】されて組まれているホイールの事で、さらに、1本のスポークがクロスされているス数により呼ばれ方が違います。
ほとんどの自転車に使用されているホイールの組方です。
タンジェント組にはさらに、
➀、JIS組
②、イタリアン組【モンブラン組※スポーク同士をねじらせる】
もあります。
これらは、別の機会にご説明させていただきます。
説明写真のスポークに色が付けられていますが、ハブへのスポークの通し方で、赤、緑にしています。
タンジェン組は次のホイールになります。
■4本取り【4本組、2クロス】
下記写真のホイールになります。
この組方には、スポークが24本のホイールが多いです。
■6本取り【6本組、3クロス】
下記写真のホイールになります。
この組方には、スポーク24本又は32本のホイールになります。
■8本取り【8本組、4クロス】
下記写真のホイールになります。
手元に8本組のホイールが無くサンプルの画像になります。完成車の自転車には、4、6本組のホイールが多く、8本組はホイールを組む時にしか見る事がないのでホイールを製作した時に追加します。
この組方には、スポークは32本のホイールが多いです。
これらのホイールは組方により、重量、強度が変わります。
同じ仕様のスポーク、リムを使用している場合の各組方の違いは、
ホイールの軽さは、4本組>6本組>8本組
という順番になります。
スポークの使用本数が少ない方が軽いです。
ホイールの強度は、8本組>6本組>4本組
という順番になります。
スポークの使用本数が多い分強度があがります。
ですが、同じ径のホイールでも、スポークの太さ、リムの構造が変われば、軽さ、強度は変わります。
ラジアル組
ラジアル組は、タンジェント組と違い、スポーク同士をクロスさせていないホイールです。
この組方は、ロードバイク、クロスバイク等の前輪に使われています。
ホイールは下記写真の様になります。
構造は、
スポークがあやどりされて無いので、スポークが最短の長さで組まれで軽量ですが、
タンジェント組の様にスポーク同士がクロスしていないので横からの力に弱い構造となります。